日本フィヒテ協会
第36回大会
日本フィヒテ協会会員各位 本年度大会については対面での開催を断念し、ホームページ(HP)とZoomを用いてのオンライン開催とすることをご了承いただきたく、お願い申し上げます。詳細については、今月中に印刷物でお伝えしますので、そちらをご覧ください。 今年5月のニューズレターでお知らせしましたように、今年度の大会(第36回大会)は2020年11月15日(日)に金沢で開催する予定で準備を進めておりましたが、新型コロナヴィルスの感染拡大の状況から、予定通りの開催は困難であると考えるにいたり、昨日の臨時委員会で、それに代わる開催方法を検討いたしました。その結果、予め発表者の方々の資料をHPにアップロードしていただき、それに基づいて会員の皆様から広く質問・意見を出していただいた上で、11月15日午後に時間を短縮してZoomミーティングで議論をおこなうという形で大会を開催することになりました。 オンラインでの開催には、さまざまな不便がありますが、同時に、利点もあるかと存じます。それをなるべく生かして、充実した大会になることを願っております。HPの活用が促進され、遠方の方々にも気軽にご出席いただけるのではないかと期待しております。ぜひご参加ください。 なお、コンピュータやタブレットの操作に慣れていない方、またZoomミーティングは初めてという方は、操作確認と接続テストの機会を設けますので、ご利用ください。 末筆ながら、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。 2020年8月13日 日本フィヒテ協会会長 美濃部 仁 13:00~13:50 一般研究発表 (A)「イェナ期におけるフィヒテ自我論の一考察―非我との相互規定的な関係から―」 発表 尾崎賛美 (早稲田大学文学研究科博士後期) 司会 入江幸男(大阪大学) (B)「知識学の原則が在るとき、無いとき―フィヒテの「循環」論証における様相助動詞の意味について―」 発表 嘉目道人(大阪大学) 司会 湯浅正彦(立正大学) 14:00~14:20 総会 14:30~15:45 テキスト研究「カント『永遠平和のために』論評」 司会 杉田孝夫(お茶の水女子大学) 提題 「フィヒテ「カントの『永遠平和のために』論評」を読む」 寺田俊郎(上智大学) 提題 「政体論の発見――「『永遠平和論』書評」を読む」 熊谷英人(明治学院大学) 16:00~17:30 シンポジウム 「フィヒテとロマン主義」 司会 大橋容一郎(上智大学) 提題 「フリードリヒ・シュレーゲルのフィヒテ受容(1798年のアスペクトから)」 小林信行(明治大学) 提題 「フィヒテではない「フィヒテ」がフィヒテに何を言うのか」 松岡健一郎(同志社大学) 提題 「ノヴァーリスにおける反基礎づけ主義の哲学をめぐって――フィヒテとイェーナ・ロマン主義の関係への一視角」 平井涼(東京大学) |